2013年10月20日

ヨサ好きはきっと好き。DRUM TAO盛岡公演

ちょっと前ですが、10月16日は都南のキャラホールでDRUM TAOの盛岡ライブを見てきましたよ。

このライブは珍しく母からのお誘い。
なんだかテレビでちょっと長いCMをやってたんだそうで。
チケット発売のための特番とかじゃないのかと思うんだけど
「ちょっと長いCM」
としか言わないからCMだったのかも?

えーと、DRUM TAOというのは。
基本的には和太鼓を中心とした演奏集団です。
が。
演奏するだけじゃなくて、パフォーマンスにもかなりの力を入れているので、一概に『演奏集団』とも表現しがたく。
あと、和太鼓以外にも琴とか三味線とか横笛などもあるから、太鼓だけでもないし。

なので、和太鼓のパフォーマーというと思いつく、法被に鉢巻で
「ソイヤッ!」
とかいうのとまた違う。

でも基本は和太鼓。
そんな方々です。

いやもう感動したよ!ハートたち(複数ハート)
母ちゃん、よくコレを見つけてくれた!って感じ。
しかも、なんの作為もなくサークルKでチケット取ったのに7列目のド真ん中だった。

とりあえずざっくりと流れを紹介すると。
開演5分前にキャストの2人が、緞帳下りたままのステージにでてきて、拍子木を鳴らしながら客席を練り歩きます。
そこで客席とコミュニケーションをとりつつ、だんだんと舞台のイメージを浸透させていくわけです。

海外公演も多いらしいので、そういうコミュニケーションや異文化への誘い方を実地で体得してきたんだなーと。

幕が上がって舞台が始まると、本当にシンプルなセッティングに、照明や半透明スクリーンで静謐な森を描きます。
大きな和太鼓での『序章』ともいえる演奏や、琴と横笛にあわせた白一色の和服ドレスでの舞いで、静かな中にも迫力を織り交ぜながらだんだんと盛り上げて。

ま、基本は和太鼓なので、音だけで迫力があるんですが。
その合間合間の演出が無音で、メリハリがあっていいです。

とくに興味を引かれたのは、和服ドレスでの舞い。
太鼓の音量がひいてから、ほぼ無音で階段をしずしずと2人下りてきて、すーっと舞の体勢に入ったかと思った瞬間に緋色の扇が
「バンッ!」
と開く。

扇を開く音そのものが演奏なのか!と、目を開かされた気分。
それも2人の息がびったりと合ってまったく同時に出されたからこその演出だろうけど。
しかも黒のセットに白衣装で、そこにほぼ予備動作もなく緋色の扇が開かれたので、すごく印象的だった。

いや、普通、扇というのはヒジ先から手首までキレよく振らないと一気に全開しないと思うんだけど、TAOの舞姫は手首のわずかな振りと、あとは恐らく指だけで、一瞬で扇を開いてた。
アレだけでもどんくらい練習したんだか・・・。

全体的に、TAOの舞台で披露されるものは
「そこまでやるか!?がく〜(落胆した顔)
の嵐です。

太鼓の連打、美しいシルエット、階段落ちダンスかと思いきや10段くらいすっ飛ばしてターンして着地してみたり、差し渡し70cmはあろうかと思うような和太鼓を腰から下げて叩きつつ華麗なステップを難なくみせつけたり。
床置きされた太鼓をずっと股割り(ヨサコイの姿勢のものすごく低めな空気椅子と思ってください)姿勢で叩き続けたり。

「うわぁ、この一瞬のためにそこまでやっちゃうか!あせあせ(飛び散る汗)
と、呆れ、驚き、感心するからこそ、人は感動するんだなと思ったよ。

そんでね、やっぱ
「そこまでやるか!あせあせ(飛び散る汗)
という太鼓の演奏や力強いダンスを見せつけられると、感動するけど疲れもするわけですよ。

それをうまーく緩和するように、おもしろコーナーが随所に差し挟まれてるのもいいね!

とはいえ、それはそれで
「そこまでやるか!あせあせ(飛び散る汗)
を入れつつのおもしろコーナーなので、そこでも中だるみしないのね。

たとえば幕間の三味線。
一人が瞑目して演奏していると、もう一人がコッソリ現れて、その人の真ん前に座って、客席の視線を独り占めしつつ三味線のユニゾンが始まって。
最初の人がふと目を開くとあらビックリ!
全然客席が見えないよ!ふらふら

前の人をどかそうと思うんだけど全然動かず、ついに三味線のネック(っていうのか?)をつかんだ!
ら、掴まれた部分から下で弦を押さえてまだ演奏続行。

じゃあその下で弦を押さえちゃえ。
もっと下で続行。
とかやってる間に、弦を変わりばんこに押さえながら二人羽織三味線で超絶難しそうな曲をまったく途切れずに弾く!
とか。

いや、その技術だけで1ステージこなせちゃいますよ、というのを、あくまでも幕間のおもしろコーナーとして惜しげもなく披露。

「おもしろいけどすごかったー!ぴかぴか(新しい)
って笑いながら拍手してると、また渾身のステージが始まって圧倒されて感動。
の繰り返し。

もしくは。
ステージ前端にかなり近いところに太鼓を置いて、演奏者は客席に背を向ける形で直座りして足先で太鼓を支えながら演奏するんだけども。
『待ち』の姿勢はステージから上半身がはみ出しながら両手を広げる形。
どんだけ腹筋の権化なんですかって感じ。

そのムリな体勢でもすばらしい太鼓の演奏を披露され、大太鼓や笛とのコンビネションも秀逸で、音がピタリと止み、ステージ上ですべてが止まってから拍手喝采。
大太鼓と笛の人が、スッと一礼して下がろうかというときに、ステージ前に並んでる太鼓の人たちから、小さく

「・・・くっ!」
「うぅうっ・・・」

といううめき声。

あっそーかそーか。
キミら、ずっと『待ち』体勢だったね!
腹筋と背筋総動員しっぱなしだったね!たらーっ(汗)

で、観客が笑ったところでまた演奏を再開し、ちゃんと起き上がって叩き終わったところで暗転。
お疲れ様でした!な演目もある。

緊張と緩和。
計算された絶妙なバランスが、すごーく人間の生理にマッチしてました。

そんなこんなで感動して笑って1時間。
ここで15分間の休憩が入ります。
ステージの1部と2部の間に15分てのは長い気がするけど、ここまで渾身のパフォーマンスを見せつけられた後では何の文句もありません!

1部は和っぽい雰囲気メインだったのですが、2部はワールドワイド!
使ってる楽器はあくまでも和ものですけどね。
リズムがサンバっぽかったり、かと思うとファイヤーダンスみたいなのもあったり。

ダンスも群舞が多くて、ヨサコイ好きとしては垂涎モノでしたよーるんるん
和風で力強いダンスというと、どうしてもヨサコイと共通点が多いので。

とくにトップダンサーの人がすごかった!
この人は太鼓叩いてても何やってても、不思議な華というか色気というか、そういうものがあって、どうしても目がその人に引き込まれていくんだよね。
色気の出方としては斎藤工にすごく近いと思った。
タクミさんはダンス苦手ですけどね。

その人のダンスを見て、サムライの剣舞や槍舞などは、こういうものなんだろうなと実感した。
自分の体を完全にコントロールし、得物と一体となっているからこそできる所作の数々。
すばやい身ごなしでまったく隙のないターンや止め。
本当に鍛え抜かれた強い人にしか表現できない技と美。

真の剣の達人は舞の名手でもあるということが、すごく腑に落ちました。

あ、あとはねぇ、相撲の弓取りって魔よけの儀式だったんだなあってのも実感したなあ。
弓取りをダンス化したものもあったんだよ。
あのキレで弓取りのように床をパシーンと叩いたときの音は、まさしく魔を祓う威力があった。

というパフォーマンスなので、外国公演でも見ている人に『サムライ』を強く感じさせたんじゃないかな。
私の中でも『サムライ』像がすごくクッキリしたもの。

んーとね、強い武者というのは、すごく強くて集団でも抜きん出てるわけじゃないですか。
けど合戦は集団対集団の戦いなので、集団を統率する力量ってのも必要じゃないですか。

私の中では、その強い武者の「縦横無尽」「八面六臂」な部分と、集団の統率が全然結びついてなくて。
だから合戦の中での抜きん出た強さってのがよくわからなかったのね。
なんとなく、その人だけに許されたスタンドプレーがあって、回りがジャマしないよーにフォローしてたのかなーみたいな。

DRUM TAOのダンスを見て、そこに「統率された中での抜きん出た強さ」があって
「これだ!どんっ(衝撃)
と思った。
いやホントにスタンドプレーな武者もいたんだろうけど。
私の中で「統率」と「抜群」がムリなく合致した瞬間はこのステージでしたよ。

あとダンスで気付いたことといえば。
全員トップダンサーじゃダメなんですね。
というのも、セカンドの人がすごく華奢(いい意味の)で正確で華のある踊りをしていて。
それがあるからこそ、トップの骨太で力強く色気のある舞いが際立ってくるんだなと。

ヨサコイとゆー群舞を何年もやってますが、今更気付いたよ!
セカンドも端もそれぞれに役目があって、それぞれに重要だね!
私わりと左端(お客様から見ると右端)配置が多いから、今後もっと役割考えてがんばる!手(チョキ)

とまあ、長々語ってきましたが。
パフォーマンスステージなんて百聞は一見にしかずの典型だよね!
というわけで、読んでもさっぱりわかんなかった方は動画を見てくだされ。

かなりDRUM TAOの魅力を凝縮した動画だとは思うけど、全然違う面もあるので、気になる方は直接ステージを見てみるのが一番いいよかわいい

書き忘れてたけど、衣装もコシノジュンコですごい見ごたえあったし。
DRUM TAOは太鼓のセッティングなども演者がやってるので、サポートが少ない少人数で活動してると思われるんだよね。
・ステージ映えして
・オリジナリティがあって
・ステージテーマを表現していて
・動きやすくて
・扱いが楽で
・早着替えができる

という条件をすべて満たした衣装だったので、プロってすごいなと思いました。
posted by えはら at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 江原家のおバカな日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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